ms

2014年1月2日 更新

msとは

様々な中立モデル下でのサンプルを生成するプログラム.

インストール

1. ここのLINKからms.tar.gzをダウンロード.
2. ダブルクリックなどで解凍.
3. ダウンロードしたディレクトリに移動して
% ./clms
で終了.好きなところに移動させて,パスを通したりchmodでどこからでも使えるようにしてもよい.
ただし,このままだと乱数生成にdrand48()を用いる.
問題なく動くし,計算に差し障るほどの差かはわからないが,メルセンヌツイスターなどを使うようにした方がいいのかもしれない.

使い方

基本的には,msdirの中のmsdoc.pdfに丁寧に書いてある.
最もベーシックな使い方は
% ms 6 2 -t 5.0
サンプル数6,繰り返し2,θ(4N0μ)=5.0でシミュレーションします.
出力の見方は
ms 6 2 -t 5.0
21974 28082 61670

//
segsites: 11
positions: 0.0642 0.1815 0.1855 0.2282 0.4025 0.4936 0.4950 0.6053 0.6967 0.7888 0.9345
01000000000
00111000101
00000111000
01000000000
10000000010
00000111000

//
segsites: 6
positions: 0.0020 0.1161 0.2882 0.3298 0.3355 0.6218
000000
100000
010101
001010
000000
000000
一行目は入力したコマンド,二行目はランダムシードです.//以降が一回分のシミュレーションになります.
segsitesはsegregating siteの数,positionsは全長を(0,1)としたときの,それぞれの変異の相対的な位置です.
その下の0,1がシミュレーション結果の一覧です.初期値が全部0だとした時の多型パターンです.
各行がそれぞれのサンプルで,変異のある箇所のみ表示しています.

参考文献

http://home.uchicago.edu/rhudson1/source/mksamples.html
msdoc.pdf